省エネ設備導入を促進
省エネや地球温暖化問題の対策が求められるなか、エネルギー多消費産業として古くから対策を行ってきた製紙産業ですが、現在もさらなる改善に向けて取り組みを継続しています。製紙各社では、各製造工程の設備・装置を見直し、少しでもエネルギー利用効率の高い設備・システムへの切り替えを検討、順次導入を行っています(表1参照)。この取り組みを投資額で見ると、2000年度以降、年平均で約120億円規模を投資しており、エネルギー対策への積極的な取り組みが現れる形となっています(グラフ1参照)。
また、この他にも製紙産業では古くから導入している、燃料を焚いて得られる蒸気を発電に利用するコージェネレーション(熱電供給)システムを、現在は製紙工程にも活用。エネルギー利用効率を少しでも高める努力を行ってます。