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製紙産業の現状

紙・板紙

紙・板紙の国内需要は、2008年まで3,000万トン台で推移していたが、リーマン・ショック後の2009年に大きく減少して以降、V字回復することなく推移してきた。
紙については、グラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)を中心に、人口減少、少子化、ICT化等の構造的な要因により減少を続けている。一方、板紙については、段ボール原紙が、加工食品等の食品分野や家電向けなどの安定した需要に加え、eコマースの普及を背景に堅調に推移している。

2020年に発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、2021年にも引き続き紙・板紙の国内需要に大きな影響を及ぼしている。
国内需要は、生産と国内出荷ともに前年を上回ったが、あくまでも2020年からの反動増にすぎず、コロナ前の水準には至っていない。品種別では、グラフィック用紙は、前年から微増となったものの、デジタル化の加速等により、コロナ前の水準を大きく下回った。一方、段ボール原紙は、天候不順が影響して減少したものの、通販・宅配向けの巣籠り需要関連が2020年に引き続いて好調に推移したことから、3年ぶりに前年を上回った。また、衛生用紙は、ティシュペーパーやタオル用紙が前年から増加したものの、業務用が不振となり、2年連続で減少している。

2021年の紙・板紙の貿易動向は、輸入は前年比2.4%増の104万トンとなった。一方、輸出も前年比16.0%増の218万トンとなった。

需要推移

紙・板紙内需

生産量の推移

生産量の推移

輸出入の推移

輸入
輸出