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製紙産業の現状

世界の中の日本

世界の紙・板紙生産量

2018年の世界の紙・板紙生産量は、4.2億トンと前年比0.4%減少した。リーマンショックの影響を受けた2009年以来初めての減少となった。世界最大の生産国である中国が減少に転じた一方で、インドやインドネシアなどでは前年を上回っていおり、アジア地域でも国により様相が異なっている。

世界の紙・板紙生産量 <2018>

世界のパルプ生産量

2018年の世界のパルプ生産量は約1.9億トンと前年比1.8%増となった。近年の傾向として、北米地域から、豊富な森林資源を背景に、チリやブラジル等の南米地域、インドネシアなどのアジア地域にシフトが進んでいる。

世界のパルプ生産量 <2018>

国民一人当たりの紙・板紙消費量

2018年の日本の国民一人当たりの紙・板紙消費量は201.8㎏と世界でもトップクラスの水準にある(RISI資料による)。一人当たり消費量は、発展途上国より先進国が高い傾向にあり、世界平均では56.2㎏となっている。なお、生産量が世界最大の中国は79.5㎏と世界平均は超えているものの、先進国と比較すると未だに低い水準にある。

国民一人当たりの紙・板紙消費量 <2018>

各国の古紙回収率及び利用率

現在、日本の古紙リサイクルは、利用率・回収率ともに世界トップクラスを誇っている。その背景には、古紙から異物やインキを取り出す技術などが優れていることや、古紙の回収システムが古くから確立されていることに加え、国民の環境意識が高く、分別回収がしっかり行われていることなどが挙げられる。

各国の古紙回収率及び利用率 <2018>

世界の主要企業

2018年の紙・パルプ関連売上高の上位20社の顔ぶれは、北米が8社、欧州・その他の地域が10社、日本が2社となっている。トップのインターナショナル・ペーパー(米国)は1987年以降一貫して首位の座にある。

世界の主要製紙企業 <2018>