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製紙産業の現状

紙・板紙

紙・板紙の国内需要は、2008年まで3,000万トン台で推移していたが、リーマン・ショック後の2009年に大きく減少して以降、V字回復することなく推移してきた。
紙については、グラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)を中心に、人口減少、少子化、ICT化等の構造的な要因により減少を続けている。一方、板紙については、段ボール原紙が、加工食品等の食品分野や家電向けなどの安定した需要に加え、eコマースの普及を背景に堅調に推移している。

2020年に発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、紙・板紙の国内需要に大きな影響を及ぼした。
国内需要は、全ての品種で前年から減少した。特に、グラフィック用紙は、感染拡大防止に伴う各種イベントの中止・延期等による商業印刷向け需要の減少、テレワーク普及やペーパーレス化の進展によるオフィス向け需要の減少により大幅に減少した。一方、段ボール原紙は、飲料向けや工業向け需要が低調となったが、外出自粛やテレワーク普及による通販・宅配向けの巣籠り需要関連が伸びたことで、小幅な減少に止まった。

2020年の紙・板紙の貿易動向は、輸入は前年比25.6%減の101万トンとなった。一方、輸出は前年比16.5%増の187万トンとなった。

需要推移

紙・板紙内需

生産量の推移

生産量の推移

輸出入の推移

輸入
輸出