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製紙産業の現状

世界の中の日本

世界の紙・板紙生産量

2024年の世界の紙・板紙生産量は、4.3億トンと前年比3.7%増加した。上位10か国では、世界最大の生産国である中国(同5.0%増)や米国(同3.2%増)、インド(同2.2%増)など日本(同1.8%減)を除く9ヵ国がプラスとなった。

世界の紙・板紙生産量 <2024>

世界のパルプ生産量

2024年の世界のパルプ生産量は約1.9億トンと前年比4.4%増となった。近年の傾向として、北米地域から、豊富な森林資源を背景に、チリやブラジル等の南米地域、インドネシアなどのアジア地域にシフトが進んでいる。

世界のパルプ生産量 <2024>

国民一人当たりの紙・板紙消費量

2024年の日本の国民一人当たりの紙・板紙消費量は169.4㎏と世界でもトップクラスの水準にある。一人当たり消費量は、発展途上国より先進国が高い傾向にあり、世界平均では53.8㎏となっている。なお、生産量が世界最大の中国は90.4㎏と世界平均は超えているものの、先進国と比較すると未だに低い水準にある。

国民一人当たりの紙・板紙消費量 <2024>

各国の古紙回収率及び利用率

現在、日本の古紙リサイクルは、利用率・回収率ともに世界トップクラスを誇っている。その背景には、古紙から異物やインキを取り出す技術などが優れていることや、古紙の回収システムが古くから確立されていることに加え、国民の環境意識が高く、分別回収がしっかり行われていることなどが挙げられる。

各国の古紙回収率及び利用率 <2024>

世界の主要企業

2024年の紙・パルプ関連売上高の上位20社の顔ぶれは、北米が6社、欧州・その他の地域が12社、日本が2社となっている。紙パルプ関連売上では、2024年7月にWestRock(米国)とSmurfit Kapper Group(アイルランド)が合併して誕生したSmurfit Westrockが首位となった。

世界の主要紙パルプ企業 <2024>