製紙産業の現状

紙・板紙

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需要推移

紙・板紙内需

紙・板紙の内需量は、リーマン・ショック後に大幅に落ち込んだが、2010年は景気回復等を背景に前年比1.4%増の2,826万トンと4年ぶりに前年水準を上回った。

内需をけん引したのは板紙、包装用紙といった包装関連。特に板紙は、エコカー補助金や家電エコポイント制度等の政策効果や記録的な猛暑の影響で、前年比4.0%増と4年ぶりに前年を上回った。一方で、新聞用紙や印刷・情報用紙等の印刷関連は低調に推移した。

生産量の推移

わが国の紙・板紙生産量は、2000年のピーク以降、ほぼ横ばいで推移していたが、2009年にはリーマン・ショックの影響から大幅減となった。2010年については、前年比4.2%増の2,736万トンと3年ぶりに前年を上回ったものの、2009年の大幅な落ち込みからの回復としては力強さに欠け、2008年と比べると9割の水準にとどまった。

生産量の推移

輸出入の推移

2010年の紙・板紙の輸入量は約179万トンと、前年比0.5%減となったが、2009年が51.7%増となった反動であり、引き続き高水準にある。紙では、特定形状品(コピー用紙)を中心とした上級印刷用紙が1.3%増となったものの、最大の輸入品種である塗工紙が7.3%減となったことが響き、2.3%減となった。一方板紙では、白板紙を中心とした紙器用板紙が9.4%増と大幅に増加したことから、6.4%増と2年連続の増加となった。

2010年の紙・板紙の輸出量は、海外において景気拡大に伴い需要が増大したこと、国際パルプ価格の上昇によって、自社パルプを主原料とする我が国の製品のコスト競争力が購入パルプを主原料とするアジア勢に対して相対的に大きくなったこと等が好調の要因とみられる。一方板紙では、主要輸出先であるアジア地域の景気回復により00年以来の前年比増となったが、それでも輸出量は当時の1/4程度の水準にとどまっている。

また相手国としては、輸入については、紙では中国やインドネシアの2カ国で、板紙ではアメリカ1カ国でシェアの半分以上を占めている。輸出については、紙では中国や韓国、また近年増勢の兆しを見せるオーストラリア向けが中心、板紙では中国やマレーシアなどのアジア向けがシェアの大半を占めている。

輸入

輸出

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