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製紙産業の現状

世界の中の日本

世界の紙・板紙生産量

2014年の世界の紙・板紙生産量は、4.1億トンと前年比1.0%増加した。経済発展を背景に各品種で高成長を示しているアジアの存在感が増してきている。その一方でこれまで世界の紙パルプ産業を牽引してきた北米・欧州・日本のシェアが低下してきている。

世界の紙・板紙生産量 <2014>

世界のパルプ生産量

2014年の世界のパルプ生産量は約1.7億トンと前年比0.5%増となった。主要地域別に見ると、北米地域が生産量全体の4割弱を占めている。またチリやブラジル等の南米地域、インドネシアなどのアジア地域においても、豊富な森林資源を背景にその存在感が増してきている。

世界のパルプ生産量 <2014>

国民一人当たりの紙・板紙消費量

2014年の日本の国民一人当たりの紙・板紙消費量は215.1㎏と世界でもトップクラスの水準にある(RISI資料による)。一人当たり消費量は、発展途上国より先進国が高い傾向にあり、世界平均では56.8㎏となっている。なお、生産量が世界最大の中国は76.2㎏と世界平均は超えているものの、先進国等と比較すると未だに低い水準にある。

国民一人当たりの紙・板紙消費量 <2014>

各国の古紙回収率及び利用率

現在、日本の古紙リサイクルは、利用率・回収率ともに世界トップクラスを誇っている。その背景には、古紙から異物やインキを取り出す技術などが優れていることや、古紙の回収システムが古くから確立されていることに加え、国民の環境意識が高く、分別回収がしっかり行われていることなどが挙げられる。

各国の古紙回収率及び利用率 <2014>

世界の主要企業

2014年の紙・パルプ関連売上高の上位20社の顔ぶれは、北米が7社、欧州・その他の地域が9社、日本が4社となっている。トップのインターナショナル・ペーパー(米国)は1987年以降一貫して首位の座にある。(PPI誌集計による)

世界の主要製紙企業 <2014>