製紙産業は、新聞用紙・印刷用紙等の情報用、段ボール原紙・クラフト紙等の包装用、トイレットペーパー・ティッシュ等の衛生用、電気絶縁紙等の工業用の紙・板紙を生産、供給することで、各種の産業活動や家庭生活の下支えをしている産業である。
2008年の紙・パルプ・紙加工品産業の製品出荷額は約8兆円余りである。これは、製造業全体の2.3%弱、GDP(国内総生産)の1.4%に当たり、製造業24業種中第17位の位置を占めている。また、従業員数は約20万人で、従業員一人当たりの出荷額は3,802万円、順位は製造業24業種中9位となっている。また、国際的に見ても、わが国はアメリカ、中国に次ぐ第3位の紙・板紙生産国であり(2010年)、日本の主要な製紙企業は、世界の中でも上位の規模を有している。
古紙と木材から各種の紙・板紙を
製紙産業では、古紙と木材(パルプ)を原料に、それぞれを単独で用いたり、または配合したりしながら、各種の紙・板紙製品を生産している。原料の内訳は、約6割が古紙、約4割が木材である。
2010年の生産量は、紙が1,638万7千トンで全体の約6割、板紙が1,097万7千トンで約4割となっている。


