輸入材比率は約70%台前半で推移
パルプの原料となる木材の集荷は、数年前までは大きな変化はなく推移し、経済性・国内の木材生産の停滞の影響で輸入材の割合は70%台で推移しています。
※パルプ材は国産材・輸入材ともに、製材残材や、他には使い道の少ない木材、人工林材などが中心です。

針葉樹・広葉樹ともに、最大の輸入先はオーストラリア
針葉樹チップの輸入は、住宅着工数の減少などを背景に国産材の集荷が減少したことを受け、増加傾向にありました。しかし、2008年は、世界的な景気後退の影響を受け、前年比で1.8%減となりました。
国別では、オーストラリアやニュージーランドがここ2年増加傾向にあります。一方で、住宅着工数の低迷に伴うチップ発生減により、アメリカとカナダは減少しました。
広葉樹チップは、南アフリカが現地需要の増加やコスト上昇により4年連続の減少となりました。対象的に1位のオーストラリアは、南アフリカからのシフト分や森林資源の拡大などから増加傾向にあります。輸入には、オーストラリアなどの自社植林地の木材から生産されたチップも含まれていますが、90年代初頭に植林された木材が伐採期を迎えるため、今後その比率が高まると見られています。

パルプ材の原料ソースの近年の傾向としては、国産材では間伐材利用の増加、また輸入材では、植林地の拡大から人工林低質材のシェアの増加が挙げられます。


