輸入材比率は約70%台前半で推移
パルプの原料となる木材の集荷は、この数年間は大きな変化はなく推移し、経済性・国内の木材生産の停滞の影響で輸入材の割合は70%前後で推移している。
※パルプ材は国産材・輸入材ともに利用される木材は、製材残材や、他には使い道の少ない木材、人工林材などが中心である。

針葉樹・広葉樹ともに、最大の輸入先はオーストラリア
針葉樹チップの輸入は、円高が進んだことで国産材との価格差が縮まったことや、需要の伸びに合わせて集荷を増やしたことから、前年比42.6%増となった。ただ、前々年比では18.5%減、依然として低い水準が続いている。国別では、アメリカが価格競争力を背景にシェアを戻しており、オーストラリアとの差を縮めている。
広葉樹チップの輸入も前年比10.2%増となったが、前々年比では18.3%減と低水準にとどまっている。国別では、上位3カ国以外ではベトナム、タイからの伸びが価格優位性を背景に目立ってきている。輸入には、オーストラリアなどの自社植林地の木材から生産されたチップも含まれていますが、9今後はその比率が高まると見られている。

パルプ材の原料ソースの近年の傾向としては、国産材では間伐材利用の増加、また輸入材では、植林地の拡大から人工林低質材のシェアの増加が挙げられる。


