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サステナビリティ

サステナビリティ|取組事例

紙パルプ業界のマテリアリティごとに、会員各社の取組事例を紹介します。

人権の尊重

人権尊重の取組(王子グループ)

王子グループは、「人権の尊重」をサステナビリティ重要課題の一つとして捉えています。また「王子グループ人財理念」において「人権の尊重」は基盤のひとつとして位置付けられており、従業員のみならず、サプライチェーン全体で人権に配慮するという考え方を共有し、人権問題の防止につながる人権DD、IOMを活用した人権救済制度の導入など具体的な取組を実施しています。
サプライチェーンに対しては「王子グループ・サプライチェーン・サステナビリティ行動指針」により、取引先の皆様に人権の尊重、労働者の権利保護、職場の安全衛生の確保等の実行をお願いしています。さらに国内外のサプライヤーを対象に、サプライヤー・サステナビリティ調査を継続実施しています。

国内外チップサプライヤーの人権配慮の確認(日本製紙)

日本製紙株式会社は、人権への配慮の観点から、調達担当者が海外各地のチップサプライヤーを直接訪問し、健康・衛生・安全・防災・地域環境に関するヒアリングを行うとともに、現場の視察を行っています。ヒアリング内容は毎年見直し、木材チップの調達を行っているすべての国を対象に、取引量やリスクの高さを考慮して、順次実施しています。さらに国内サプライヤーについても、労働安全衛生の確保、差別やハラスメントの防止、技能実習生の強制労働(債務労働)の回避のための取り組み確認を実施しています。

タイでの視察の様子

人権尊重に関する取組(北越コーポレーション)

北越グループは、「北越グループ人権方針」に沿って事業活動を行っています。これまでに、役員を対象とした人権尊重経営に関する研修会や、管理職を対象とした人権尊重における企業の役割等についてのeラーニング、サプライヤーへの調達に関する調査等を実施しました。引き続き、人権デューデリジェンスの実践へ向けて取組を進めます。

人権尊重経営に関する役員を
対象とした研修会の様子