Homeサステナビリティ取組事例 > 地域・社会(国際機関、政府含む)との連携強化

サステナビリティ

取組事例

紙パルプ業界のマテリアリティごとに、会員各社の取組事例を紹介します。

地域・社会(国際機関、政府含む)との連携強化

企業主導型保育施設「ネピア ソダテラス」(王子グループ)

王子グループは、従業員の育児と仕事の両立支援と、企業の社会的責任から待機児童対策に寄与することを目的に東京都江戸川区のグループ社宅隣接地に2018年4月より保育園「ネピア ソダテラス」を開設し、地域住民の方々にもご利用いただいています。
「ソダテラス」という名称には「育て(大切に、すこやかに)」「照らす(未来を明るく)」「テラス(園庭で安心して遊べる)」の3つの意味をこめています。

保育園ネピア ソダテラス

海外植林事業会社における地域の環境・経済・社会貢献活動(王子グループ)

持続可能な森林経営には、植林事業者と地域社会の双方向の理解と、両者の「環境・経済・社会」の便益の共有が不可欠です。経済的便益の一例として、王子グループの海外植林事業会社では、現在、約13千人の現地雇用を創出しています。また行政やNGO等と連携し、環境保全林における生物多様性保全プログラムや地域社会に対する就労や教育の支援、医療サービスへのアクセスが困難な地域への医療支援等を行い、環境的・社会的便益の創出と共有を行っています。

ブラジルでの巡回診療

王子グループ・パートナーシップ構築宣言(王子グループ)

王子グループは、これまで「王子グループ企業行動憲章・行動規範」および「王子グループ・パートナーシップ調達方針」に則り、公正かつ適正な取引、責任ある調達の遵守、ESGの取組推進に努めてまいりました。
王子グループは、2020年9月、内閣府、中小企業庁などによる「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しています。「パートナーシップ構築宣言」とはサプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携、親事業者と下請事業者の望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)の遵守などを宣言するものです。

能登半島地震 災害廃棄物仮置場用地の貸与(中越パルプ工業)

中越パルプ工業株式会社は能登半島地震からの復興支援を目的に、同社・高岡工場内の敷地の一部を災害廃棄物仮置場用地として富山県氷見市に貸与する契約を締結し、2025年1月6日より災害廃棄物の受け入れを開始しています。

災害廃棄物仮置場用地

鹿児島県SDGs登録制度 第1回登録(中越パルプ工業)

中越パルプ工業株式会社は2023年「鹿児島県SDGs登録制度」第1回登録事業者として登録されています。同社は経営理念のもとに2030年に目指す姿として「ビジョン2030」を定め、既存事業の発展・環境ビジネスの発展・イノベーションにより、森林資源の有効活用を通した循環型社会の構築と、持続可能な未来の実現を掲げています。事業活動を通じ、持続可能な循環型社会の形成を目指します。

鹿児島県SDGsロゴマーク

東京フィルハーモニー交響楽団 長岡特別公演会に協賛(北越コーポレーション)

北越コーポレーション株式会社は、芸術文化事業の一つとして、公益財団法人長岡市芸術文化振興財団を通じ、東京フィルハーモニー交響楽団による長岡特別演奏会に協賛しています。芸術文化の一層の発展と地域社会への文化後援活動を継続していきます。

東京フィルハーモニー長岡特別演奏会

カナダにおける森林管理と夏期学生プログラムの実施(北越コーポレーション)

北越グループのアルパックでは、カナダのアルバータ州政府から日本の関東甲信越地方を上回る6.4百万haの広大な森林の管理を委託されています。また同社は学生を対象とした就労支援の一環として、夏期休暇期間を利用したプログラムを開設し、森林の育成・収穫・管理方法など森林管理業務全般の人材育成をすすめています。

アルパック 夏期学生プログラム

地域消防団活動へのサポート(丸三製紙)

全国で消防団員数の減少が社会問題であり、また自然災害の頻発で既存団員の活動期待が高まっています。丸三製紙株式会社では、就業時間中および始業時刻以前に発生した消防団の突発的な出動要請社員の消防団活動をサポートするため、業務を離脱した時間に対する給与控除を行わないなど、消防団活動をしやすい職場環境を整備しています。

非常時に備え
訓練は欠かせません

住みよい街づくり(三菱製紙)

三菱製紙株式会社は、地域の方々とともに住みよい街づくりの取組として、2020年10月に「青森県ふるさとの水辺サポーター」認定、「はちのへクリーンパートナー」登録を行い、2024年11月に五戸川対象区域(両岸1,800m)の清掃活動を実施しています。

五戸川清掃

体験型森林環境学習(三菱製紙)

三菱製紙株式会社では、講義と社有林を利用した観察・計測・植樹・育樹、ものづくり体験としての紙すき・ペーパークラフトなどを組み合わせて、自然と産業のコラボレーションをテーマとして森林保全、地球温暖化防止、生物多様性について考え、SDGsに貢献する体験型森林環境学習を実施しています。2024年は、村火社有林を利用した体験型森林環境学習を13回開催し、参加者合計は、223名を数えました。尚、村火社有林は、環境省より自然共生サイトに認定されています。また、福島県より体験の機会の場として認定を受けています。

体験型森林環境学習

点字カレンダーの寄贈(三菱製紙)

三菱製紙株式会社では、点字カレンダーを1997年版より製作して2025年に29年目を迎え、福祉団体等の寄贈先から好評を頂き、視覚障がい者の方からの声を反映して毎年改良を加えています。プラスチックを使用しないエンボス点字を採用し、使用後は古紙回収に出せるとともに環境配慮品であるFSC森林認証紙を使用しています。
2025年版は、旬の食材を使った栄養価の高いレシピを紹介しています。

点字カレンダーの寄贈

母と子の交通安全読本(三菱製紙)

三菱製紙株式会社は、新入学児童の交通事故防止に役立ててもらおうと、八戸地区交通安全協会に「母と子の交通安全読本」、2025年に2150部を寄贈いたしました。八戸、階上、五戸、おいらせ、六戸、新郷の6市町村にある58小学校の新1年生に配布しています。

母と子の交通読本

出前授業の実施(レンゴー)

レンゴー株式会社は、次世代を担う子供たちに向け、従業員が講師となり「段ボールはリサイクル、段ボールはゴミじゃない」をメインテーマに環境の大切さを伝える出前授業「段ボールおもしろ教室」を2010年から展開しています。
クイズや段ボールの上に乗る強度体験も交えながら、段ボールの特長やリサイクルなどについて説明を行う授業パートと、段ボールの組立てを通じ段ボールが様々な形になることを知ってもらう体験パートの2部構成となっており、2023年度は15回、2024年度は24回実施しました。

出前授業の様子