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サステナビリティ|取組事例

紙パルプ業界のマテリアリティごとに、会員各社の取組事例を紹介します。

安心安全な製品の安定供給

製造物責任事故ゼロ(王子グループ)

王子グループは、関連法規遵守およびそれを上回る自主管理値に従った安全な品質設計・管理をするとともに、お客様への原材料(薬品、資材)の安全性情報の提供による透明性の確保を進めています。

森林認証制度を活用した多様な製品供給の取組(王子グループ)

王子グループは、持続可能な森林経営を支援する仕組みである森林認証制度を活用し、FSC®認証製品(FSC®C014119他)やPEFC認証製品(JIA-PEFC-COC-0808他)を製造しています。
当該製品には制度の要求事項に適合したチップを使用しています。社有林においてはFM認証※1を、グループ内の生産・加工・流通事業ではCoC認証※2を取得。森林から加工工場・流通まで一貫して認証を取得することにより、中間製品からコピー用紙、家庭紙などの最終製品まで、さまざまな森林認証製品を供給しています。
また、グループ内に、森林認証制度運用委員会を設置し、森林認証制度の適正な運用や効果的な活用を図る活動を行っています。

※1 FM認証:森林そのものの管理を確認
※2 CoC認証:生産された木材の加工流通過程の管理を確認

木から生まれた新しい養牛用飼料「元気森森®」(日本製紙)

日本製紙株式会社は、木材からリグニンを取り除き消化率が高いセンイ(セルロース)を取り出す技術により、高エネルギー、消化が穏やかという特長を併せ持つ高機能飼料を開発し、2022年度から生産と販売を本格的に開始しました。国内調達の木材を使用し国内の工場で製造することで、年間を通して安定した品質で安定的に供給することが可能です。輸入飼料から国内飼料に切り替わることで、畜産物の食料自給率の向上にも貢献します。
2025年1月末時点で、国内の22牧場に採用されております。

元気森森®

製品安定供給へ向けたBCP(事業継続計画)の取組(北越コーポレーション)

北越コーポレーション株式会社では、大規模な自然災害発生時に供給責任を果たすため、BCPの点検・整備を進めています。令和6年能登半島地震への対応の一環として、一部の銘柄を新潟工場から紀州工場へ移抄し生産を行いました。また、気象や自然災害のリスク情報をWEBマップで確認できるシステムを導入する等、リスクの極小化に向けた取組を推進しています。

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構内工事業者との安全大会を開催(丸三製紙)

事故・災害の撲滅のためには、工事業者を含む全員が安全に対する意識を高める必要があるため、丸三製紙株式会社では構内安全協力会を組織し、全業者が一堂に会する安全大会を2000年から行っています。(約300名規模)

一致団結。無災害の継続は、安定供給の近道となる