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汐留サマースクール2024で小学生と「紙すき」&「紙工作」体験! その他

2024.12.20
ロゴ

日本製紙連合会は、2024年8月3日(土)~4日(日)東京都・汐留地下コンコースで開催された日本テレビ主催の「汐留サマースクール2024」に「つくって、さわって、楽しく学ぼう紙のこと」をテーマにブース出展しました!
汐留サマースクールは「未来を担う世代の子どもたちが『好き』を見つけ、伸ばすことで未来をワクワクしながら想像できるきっかけをつくる」を目的に2023年より実施されています。子どもの好奇心を伸ばしながら親子で楽しめるイベントとして、子ども向けにさまざまな企業・団体が「宇宙」「サイエンス」「アート」「スポーツ」などをテーマに40以上のブースを出展し、2日間でのべ2万3669人の来場客が集まりました。
当会ではこちらのイベントで「紙すき体験コーナー」(協力:公益財団法人紙の博物館)と「紙工作コーナー」(協力:全日本紙製品工業組合)の2つの体験コンテンツを展開し、子どもから大人まで沢山の方々にご来場いただきました。

会場風景

オリジナルのハガキと封筒を楽しく制作

「紙すき体験コーナー」は紙の作り方とサステナブルなリサイクルを学ぶことを目的とした体験型コンテンツです。牛乳パックを再生して、紙の原料であるパルプ液を用意し、バリエーション豊富な透かし模様の入ったすき枠を使って手すきでハガキを作成。飾り付けをして、世界にひとつだけのオリジナルハガキを持ち帰ることができます。事前予約制で1回の所要時間は30分、各日13回の紙すき体験を行いました。

「紙工作コーナー」も一緒に開催。さまざまな種類の紙を用意し、イラストやシールを使ってオリジナルの封筒を作成。また、封筒で動物を作る工作や折り紙を楽しむことができ、紙に触れる楽しさを体験してもらう内容です。こちらは自由参加制で、1回の所要時間は約15分。

大盛況の紙すき体験コーナー

「紙すき体験コーナー」の参加人数は3日186名、4日208名の合計394名。事前予約ではすでに満員でしたが欠席された方もいたため、ブース近くで呼びかけを行ない、その場で当日参加の方も受け付けました。実際に体験しながら紙の作り方を学んでほしいと希望される保護者の方も多く、最終的にほぼすべての参加枠が埋まる盛況となりました。
参加者はスタッフの説明を受けた後、自分で好きなすき枠を選んでいざ紙すき体験!もちろんそれだけではなく、飾り付け、アイロンがけ(スタッフが付き添い安全に実施)、ひとつひとつの工程を全部体験しました。参加したのは小学生だけでなく、小さいお子さんたちも集まり、みんなで積極的にオリジナルのハガキ作りに取り組んでくれました。
参加者からは「紙がどんな風に作られているか知らなかった」とか「リサイクルのことがわかった」など紙のことについて色々学んでくれたとの感想をいただきました。また「自由研究にぴったりの体験ができました!」という声も多く聞かれましたので、大人や先生方から、もっとこのイベントが注目してもらえるといいなと思います。でも、一番印象に残ったのは「楽しかった!」とたくさんの子どもたちが言ってくれたことでした!

紙すき
アイロンがけ

封筒工作だけでなく折り紙づくりも

「紙工作コーナー」は各日で約150名、両日合わせて約300名に体験いただきました。こちらは事前登録不要でしたので、いろいろな方に自由にご参加いただきました。
オリジナル封筒作りから封筒でお化けやカエルなどの動物を作る紙工作だけでなく、折り紙を手軽に楽しめるので、小さなお子さんたちも一緒に参加できるブースとなっています。「作った工作や折り紙を持って帰れるのが嬉しい」と保護者の方からも好評を得ていました。

紙工作
紙工作

紙の良いところをこれからも発信

今回の出展では、紙すき体験・紙工作ともに多くの方に参加いただくことができ、子どもたちに体験を通して、紙の作り方やリサイクルの仕組み、紙に触れる楽しさを知ってもらうことができました。
「紙すき体験コーナー」では、ハガキの材料がもともとは牛乳パックであることを知ってもらい、私たち紙パルプ産業が昔も今も持続可能な社会の一端を担っていることを、周りにいてくださる保護者や大人の方々にアピールできたのではないかと思います。
また、「紙工作コーナー」では普段何気なく使っている封筒を使って、色々な工作ができる、しかも面白いということがお伝えできたのではないでしょうか。
私たち日本製紙連合会は、「紙」についての正しい知識はもちろん、紙を作ったり、使ったりすることはとても楽しいこと、そして環境にも優しいことというポジティブなメッセージをみなさんにお届けするため、こうしたイベントにも引き続き参加していきたいと思っています。