手づくり絵はがきコンクール全作品を見る

結果発表

審査結果を発表いたします。沢山のご応募ありがとうざいました。

コンクール結果発表の広告を掲載しました。(週刊文春3月7日号)

団体の部

蒲郡市立竹島小学校(愛知県)209作品

団体の部 最優秀賞 蒲郡市立竹島小学校の皆さん

[ 蒲郡市立竹島小学校・内田李江子先生の受賞の言葉 ]
表彰状授与2年連続で団体の部で最優秀賞さいゆうしゅうしょうをいただき、たいへん驚いています。
本校では、2年前から図工の授業じゅぎょうで手作り葉書づくりを行っています。手作り葉書づくりを通してリサイクルを学んでほしいという思いではじめました。
今年度は、紙をく時に、パルプと水の配合を子どもたちが自分で考え、よりうすく、より美しい葉書になるように心がけました。
低学年は、夏休みの楽しい思い出を心をこめてくことができました。中学年は、絵を大きくくことを心がけて、味のある作品に仕上げることができました。高学年は、伝えたい思いをわかりやすく伝えるために構図こうずを工夫し、一筆一筆丁寧ていねいくことができました。今年も最優秀賞さいゆうしゅうしょうをいただくことができたことは、子どもたちにとって学ぶ喜びにつながったと思います。子どもたちと一緒いっしょに、環境かんきょう問題についても学びを深めていけたらと思います。
[ 講評 ]
2、3、5、6年生の作品群さくひんぐんです。
どの紙も審査員しんさいんおどろくほど見事な出来映できばえで、薄く、きれいな紙を作ることをひとりひとりが意識いしきしながら、紙抄かみすきに取り組んだことが伝わってきました。
紙面しめん目一杯めいっぱい使った迫力はくりょくのある構図こうずや、全体を俯瞰ふかんしてとらえた構図こうずまたグラデーションを使った美しい色合いろあいの作品など、き方に工夫が見られ、209名それぞれの「夏休みの思い出」を上手に表現している点も高評価につながりました。
  • 祝辞

    日本製紙連合会
    羽山正孝 理事長

  • 記念撮影

    記念撮影

  • 取材風景

    取材風景

川越市立仙波小学校(埼玉県)89作品

倉敷市立旭丘小学校(岡山県)307作品

さいたま市立与野西北小学校(埼玉県)24作品

相模原市立谷口台小学校(神奈川県)25作品

下関市立桜山小学校(山口県)39作品

草加市立花栗南小学校(埼玉県)23作品

富士市立富士第二小学校(静岡県)23作品

個人の部

三上 咲耶 さん 東京女学館小学校・2年(東京都)

  • 『旭山どうぶつえんに行ったよ』

  • 三上さんと日本製紙連合会
    武田芳明 広報委員長

[ 三上咲耶さんの受賞の言葉 ]
表彰状授与夏休みに旭山あさひやま動物園へ行きました。ホッキョクグマが一番かわいかったので、それをかこうと決めました。絵はがきが白いとホッキョクグマの白さが分かりづらいので、絵はがきはあい色で作って、ホッキョクグマの白くてかわいいところを表しました。ホッキョクグマの白さとやわらかさを表すのに何度も白い絵の具をぬったところが一番くろうしました。
去年から絵はがき作りを始めて、今年は学校でも絵はがきを作りました。絵はがき作りはとても大変だけど、とても楽しいです。
[ 講評 ]
講評うすく、しなやかにかれた紙は、パルプに色を付け、紙そのものをあい色に仕上げています。そこに白の絵の具をり重ねることで立体的にかれたホッキョクグマは、まるで生きているかのような存在感そんざいかん迫力はくりょくを感じさせます。紙きの技術ぎじゅつと工夫、色彩しきさい感覚、絵の表現ひょうげん力に多くの審査員しんさいんからの高い評価ひょうかを受けました。
  • 峠 光希 さん
    倉敷市立旭丘小学校・1年(岡山県)

    『およぐぞ』

    [ 講評 ]
    両手を目一杯めいっぱい 広げ、口をへの字に結び、頑張がんばって泳ぐ姿すがたが上手に かれています。
    1年生らしい元気いっぱいの作品でした。


  • 寺久保 樹里 さん
    草加市立花栗南小学校・2年(埼玉県)

    『いっぱいできた』

    [ 講評 ]
    はがきにアサガオの花や種がまれ、紙きに工夫が見られます。紙とほどよく合わさったアサガオの色合いもきれいな作品でした。
  • 矢澤 彩花 さん
    川崎市立菅生小学校・3年(神奈川県)

    『大きな花火』

    [ 講評 ]
    何種類もの花びらを み、色あざやかな大輪の花火を表現ひょうげんしています。街の風景をモノクロで くことで、より花火が強調され、迫力はくりょくのある見事な作品でした。
  • 林 詩月 さん
    雲雀丘学園小学校・4年(兵庫県)

    『一家団欒』

    [ 講評 ]
    シャチの親子と、ニッコリと笑ったふたつの家族の「一家団欒いっかだんらん」が上手に表現ひょうげんされています。ポスターのような目を引く構図こうず、字体にも工夫が見られる作品でした。

  • 寺島 未桜 さん
    八千代市立村上北小学校・5年(千葉県)

    『波の花』

    [ 講評 ]
    義経よしつね伝説で有名な犬岩と、そこにりつもる波の花が美しくかれています。短歌調のコメントと相まって、犬岩の神秘的しんぴてき魅力みりょくを上手に表現ひょうげんした作品でした。
  • 木下 咲音 さん
    松戸市立馬橋小学校・6年(千葉県)

    『獲れなかったから一個もらったヨーヨー釣り』

    [ 講評 ]
    うすく、表面が非常ひじょうなめらかな紙がかれています。また、いくつものカラフルなヨーヨ-をぐんとらえた構図こうずあわい色使いが特徴的とくちょうてきな美しい作品でした。
  • 浅野 大喜 さん
    秋田市立御所野小学校・4年(秋田県)

    『砂浜が動物園~サンドクラフト~』

  • 吉川 みゆ さん
    倉敷市立旭丘小学校・6年(岡山県)

    『テントウ虫の気持ち』

  • 神内 貴仁 さん
    川越市立仙波小学校・1年(埼玉県)

    『ぼくのあさがお』

  • 副島 夏妃 さん
    横浜市立下野谷小学校・6年(神奈川県)

    『涼しい夏の風鈴』

  • 田端 雄太 さん
    蒲郡市立竹島小学校・6年(愛知県)

    『暑すぎる夏』

  • 土屋 香蓮 さん
    川越市立仙波小学校・5年(埼玉県)

    『夕涼み』

  • 藤堂 芙妃 さん
    大田区立萩中小学校・3年(東京都)

    『夏の風にゆれる風りん』

  • 洞野 愛美 さん
    横浜市立東戸塚小学校・5年(神奈川県)

    『あきらめず 歩いた先に 五色沼』

  • 三田村 至誠 さん
    葛飾区立幸田小学校・3年(東京都)

    『あらしやま 竹のトンネル 思い出のみどり』

  • 吉田 歩未 さん
    川口市立上青木小学校・5年(埼玉県)

    『伐採の大切さを知った夏休み』

コンクール事務局より

紙のリサイクルを多くの子どもたちに体験たいけんしてもらいたい、紙に親しみを持ってほしいという思いでスタートした「手づくり絵はがきコンクール」も15回目をむかえました。 今年は1662名から素敵すてきな「夏休みの思い出」が私たちのもとにとどきました。
みなさんの作品からは、共感、感動、おどろき、時にはクスリと笑えたりと、様々な想いが伝わってきて、審査員しんさいん一同多くの元気を受け取ることができました。
絵はがきを作る作業さぎょうは少し手間がかかったかもしれません。でも試行錯誤しこうさくごしながら、紙をリサイクルして、絵はがきを作ったという経験けいけんは、みなさんの夏休みの思い出と共にずっと心に残るはずです。

夏休みの自由課題や、リサイクルを学ぶ授業 じゅぎょう一環いっかんとして取り組む学校も多く見受みうけられました。
このコンクールが、学校やご家庭でのリサイクル教育の一助いちじょとなり、子どもたちが紙への親しみを持つきっかけとなれば、私たちもうれしいかぎりです。
最後になりましたが、ご指導しどうくださった先生方、ご家族の皆様みなさま感謝かんしゃ申し上げます。
ありがとうございました。

第15回 手づくり絵はがきコンクール 応募作品と審査風景 (平成30年10月)

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